塗料メーカー(上場企業様)にて検証を行いました
- 徳永 隆之
- 2024年12月25日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年12月27日
DeCarboトラップの運転圧力に関する二度目の実証試験結果
運転圧力の変化がDeCarboトラップに与える影響を評価するため、前回に続き二度目の検証を実施しました。試験場所は前回と同様で、圧力は午前中に0.6MPa、午後に0.2MPaと実測しました。
午前の結果:
•DeCarboトラップのみ測定
•ドレン量: 6.6kg/h
•既存トラップとの比較: 82%の漏洩蒸気削減
•年間コスト削減: 約337,500円
午後の結果:
•圧力低下に伴い、排出されるドレン量(及び生蒸気)は減少
•漏洩蒸気削減率: 80%
•年間コスト削減: 約27,000円
午後の試験では、ドレン量の大幅な減少が見られ、一般的に考えられるようにノズル口径がそのままだと蒸気漏れが増える可能性が懸念されました。しかし、トラップの下流側温度測定では91°Cを記録し、蒸気漏れがないことが確認できました。このことから、DeCarboトラップは大きな圧力変化にも対応可能で、ノズル交換なしでの使用ができることが分かりました。
今回の試験にご立会いただき、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。